青や緑に光る翅が美しいアゲハチョウ。
| 学名 | Papilio dehaanii |
| 英名 | Crow swallowtail |
| 和名 | カラスアゲハ (烏揚羽) |
| 分類 | Insecta 昆虫綱 |
| 目 | Lepidoptera チョウ目 |
| 科 | Papilionidae アゲハチョウ科 |
| 属 | Papilio アゲハチョウ属 |
| 種 | dehaanii カラスアゲハ |
| 全長 | 45-80mm |
| 分布 | 北海道から九州まで全国に分布。 |
黒地に光沢のある緑や青が美しいアゲハチョウ。前翅の長さは8cm程度になる。飛んでいる姿は黒っぽい
頭部は全体的に黒っぽい。
前翅は横長で大きく、黒地に光沢のある緑や青。光が当たると鮮やかな色が出る。前翅の翅の裏面は全体的に黒く、縁に近い部分に何箇所か赤い斑点が入り、前翅の先の方は少し白っぽい。後翅の付け根あたりにに赤い紋が入っている。尾状突起もとてもゴージャスだ。
ミヤマカラスアゲハとよく似ているが、カラスアゲハの方が青みが強い。明確な識別点は後翅の帯である。ミヤマカラスアゲハの後翅の表面には水色の帯があり、裏面には白い帯がある。
前翅の中央あたりに、光沢がなく少しマットな質感の部分がある。この部分は「性標」と呼ばれ、雌雄を識別するためのものと考えられている。 眼状紋が控えめで赤い斑点が少ない。
オスよりも派手な色合いで、より光沢があるように感じる。
後翅の縁にある眼状紋が目立っており、赤い斑点が多い。オスにある性標はない。
春から夏の終わりにかけて山地など谷川のある林の周辺でみられる。市街地ではあまりみられない。
花にとまって吸蜜していたり、湿った地面で吸水していたりする。幼虫はサンショウやコクサギなどを食草とする。
4月ごろから2回発生する。夏型の方が大きくなる。
カラスアゲハの写真をご紹介します。
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飛ぶ速度はそこまで早くなく、ある程度近づいても飛んで逃げていってしまうことはない。日向では翅を開いてとまっていることもある。
学名の「dehaanii」はオランダの動物学者であるウィレム・デ・ハーンにちなんでいる。和名の「カラス」は翅の色がカラスの濡羽色のように輝いていることから。
八王子市内の林の中で発見した。雨が続いた週の週末で、湿った地面で日がさしているしているような場所で吸水していた。他にもクロアゲハやミスジチョウ、アカタテハなどいろいろな種類のチョウがあつまる地面だった。日が強くなってくると、翅を開いてじっとしていた。飛んでいる姿もとても美しかった。
ゴールデンウィークごろに沢の上を飛び、河原の地面に降りて吸水する姿も目にした。
カラスアゲハを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています