ミソサザイ
小ささに似合わない大きな声でさえずる。
学名 | Troglodytes troglodytes |
英名 | Eurasian Wren |
和名 | 鷦鷯 |
分類 | 鳥類 |
分類詳細 | スズメ目ミソサザイ科 |
全長 | 約11cm |
分布 | ユーラシア大陸、北アメリカ大陸及びアフリカ大陸北部に分布する。日本では大隅諸島以北に留鳥として分布。 |
ミソサザイの特徴
日本最小の野鳥の一種。全長は11cmほどしかなく、胴体だけだとゴルフボールくらいの大きさに見える。全身は焦げ茶色で、翼には黒褐色の紋が入っている。口の中は黄色い。目の上に淡い褐色の線が入っている。
短い尾をピンと立て、体を震わせながら大きく口を開けてさえずる。
ミソサザイの鳴き声
ミソサザイはその小さな体からは想像できないほど大きく、美しい声でさえずる。さえずりを文字にするのは難しいが、「チュリチュリチリリリイー」という高く複雑な声で、のびのびと歌う。同じような環境に住んでいるキセキレイと比べると、さえずりは長く少し甘い声に聞こえる。
鳴き声を聞く
ミソサザイの名前の由来
独特の名前は小さなことを意味する「ササイ(些細)」に由来している。ミソサザイは世界中で古くから親しまれてきた鳥で、日本では古事記や日本書紀に登場する。ヨーロッパでもグリム童話や民間伝承に出てくる。小さいながらも存在感のある鳥として愛されてきたようだ。
ミソサザイの生態
主に森林を流れる渓流に生息する。単独かつがいで行動し、沢に沿って移動しながら昆虫などを食べる。一夫多妻で、オスは木の根元などにコケを使ってつぼ型の巣を作りメスを誘う。2月頃からさえずり始め、春から夏にかけて繁殖する。
発見した場所
東京都あきる野市、御岳沢でさえずっているミソサザイを撮影した。山道の入口辺りから声が聞こえてきて、沢に沿った道を登って探していると、倒木の上にいるのを見つけた。
ミソサザイの動画
ミソサザイの動画をご紹介します。
蛇渕の滝の近くにいました。 さえずっていました。ミソサザイの観察記録
ミソサザイを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています
ミソサザイの写真
ミソサザイの写真をご紹介します。
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