ネコハエトリ
公園や人家でも見られるハエトリグモ。
学名 | Carrhotus xanthogramma |
英名 | --- |
和名 | 猫蝿捕蜘蛛 |
分類 | クモ綱 |
分類詳細 | クモ目ハエトリグモ科 |
全長 | 約1cm |
分布 | 北海道から九州まで分布。 |
ネコハエトリの特徴
体長1cmほどのハエトリグモ。メスは全身が淡い褐色で、頭胸部は濃い褐色をしている。腹部の中央に黒っぽい色が入る。オスは腹部以外が黒で、腹部は明るい褐色をしている。オス、メス共に脚に体毛が生えている。餌を求めて歩き回る様子もあいまって、和名についているように、ネコのような印象を受ける。
ホンチ遊び
神奈川県や千葉県の一部では、ハエトリグモのオス同士を戦わせる「ホンチ遊び」と呼ばれる昆虫相撲を行う風習がある。相撲を取らせるオスのことを「ホンチ(フンチ)」と呼んだ。
ネコハエトリの生態
平地から山地にかけて見られる。住宅地近くの公園でも普通に見られる他、餌となる小動物を求めて屋内に入ってくることもある。名前にもあるようにハエなどの小さい昆虫を捕食する。オスは他のオスと対峙すると第一脚を左右に開く威嚇行動を行う。
発見した場所
4月に、八王子市小宮公園の林道内でオスとメスを複数見つけた。柵の上をうろつきながら餌となる昆虫を探していた。彷徨的な歩き方をネコと重ねてみると、そう見えないこともないと思った。カメラを向けても逃げずに見上げてきた。
ネコハエトリの写真
ネコハエトリの写真をご紹介します。
写真をタップすると、詳細ページを開きます。