サンコウチョウ
オスの長い尾羽は体の3倍にもなる
学名 | Terpsiphone atrocaudata |
英名 | Japanese Paradise Flycatcher |
和名 | 三光鳥 |
分類 | 鳥類 |
分類詳細 | スズメ目カササギヒタキ科 |
全長 | 45cm(オス) |
分布 | 日本から台湾、フィリピンまで分布。 |
サンコウチョウの特徴
オスの長い尾が特徴的な夏鳥で、尾羽を含めると45cmにもなる。オスの体の色は少し紫がかった黒褐色で、メスは赤褐色をしている。腹は濁った白をしている。アイリングと嘴は鮮やかなコバルトブルーをしている。アイリングの色もメスの方が若干淡い色をしている。
サンコウチョウの鳴き声
サンコウチョウのさえずりは「ギギィー」という前置きの後「フォイフォイフォイ」と3音続く。さえずり始めの声を「ツキヒーホシ(月・日・星)」と聞きなして「三光鳥」と呼ばれているが、筆者にはあまりそうは聞こえない。地鳴きは「ギィギィ」「ギィー」という感じでガビチョウの地鳴きに似て聞こえる。
サンコウチョウの生態
スギやヒノキなどが生える暗い林の中を好み、飛んでいる昆虫などを食べる。夏鳥としてい日本に飛来して繁殖する。繁殖期には縄張りを形成し、お椀状の巣を作って繁殖する。夏が終わると日本を離れて南下する。
発見した場所
東京都八王子市内の森の中で発見した。鳴き声が聞こえていても明るい場所に姿を表すことがなかなかないので撮影するのがやや大変だ。
撮影した個体は林の中に縄張りを持っているようで、半径数百メートル程度の範囲を行き来していた。オスが飛んでいるときの姿は、長い尾羽が風に吹き流されているようでとても優雅だ。
サンコウチョウの写真
サンコウチョウの写真をご紹介します。
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