ウスバカゲロウ

ウスバカゲロウ

幼虫はアリジゴク。半透明の翅が美しい。

ウスバカゲロウの特徴・形態

和名の通り透けた翅が特徴的な昆虫。体の色は全体的に黒や褐色。雌雄同色。
頭部には触覚が目立つ。眼は黒い。 名前の由来にもなっている薄い翅には黒い翅脈が走っており、不規則な多角形が敷き詰められたような模様をしている。翅の色は完全な透明ではなく、青や紫に光を反射してガラスのような色を見せる。翅の端に白い斑点をもつ。 腹部は細長く、黒褐色をしている。
ぱっと見はトンボにも見えるが、頭部から伸びる触覚が特徴的だ。

ウスバカゲロウ

ウスバカゲロウの生態

生息地・見られる場所

平地から山地の森林や草地で見られる。幼虫は雨の当たらない乾燥した砂地に住む。

食性

昆虫類を捕食して食べる。

生活史・繁殖

成虫になったウスバカゲロウは数週間生きる。

ウスバカゲロウの写真

ウスバカゲロウの写真をご紹介します。
写真をタップすると、詳細ページを開きます。

黒褐色の体に透明の翅を持ちます。
黒褐色の体に透明の翅を持ちます。
翅は光が当たると美しく反射します。
翅は光が当たると美しく反射します。
頭部には長い触覚を持ちます。
頭部には長い触覚を持ちます。
葉にとまっているところです。
葉にとまっているところです。

ウスバカゲロウの行動

飛ぶ姿は長い翅をバタつかせているので、「X」の形に見える。飛翔速度は速くなく、ヨタヨタとした印象を受ける。

ウスバカゲロウの情報

命名

学名の「micans」は「輝く」「光を放つ」を意味し、成虫の美しい翅に由来すると考えられる。和名はその名の通り、翅の薄さに言及したものだ。

幼虫「アリジゴク」

ウスバカゲロウの幼虫は「アリジゴク(蟻地獄)」として有名で、乾燥した地面にすり鉢状の穴を掘り、近くを通る昆虫類を捕らえて食べる。アリジゴクは排泄しないと考えられていたが、2010年に千葉県袖ケ浦市の小学生が尿をすることを発見した。

ウスバカゲロウを発見した場所

八王子市南浅川町の林

八王子市南浅川町の林の中で、ヨタヨタと飛んでいるところを見つけた。しばらくして葉にとまったところを撮影した。接近しても逃げなかったので、青や紫に反射する翅を撮影することができた。

自宅の木の根元

自宅の木の根元に、アリジゴクの巣があり、小さいころによく掘り出して観察していた。地上に出すとピクリとも動かないので、一見弱っているように見えるが、根気強く待っていると「ピクッピクッ」と跳ねるように動き出す。腹の部分は見た目とは裏腹にかなり柔らかく、初めて触った時に驚いたことを覚えている。

参考文献・サイト

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