アオバト
塩水を飲みに飛んでくる
アオバトの特徴
美しいオリーブ色をしたハト。オスは肩がぶどうのような暗赤色をしている。尾にかけて灰色が混じっている。腹は淡い色をしており、下から見ると白っぽく見える。かつては「ヤマバト」とも呼ばれていた。
アオバトの鳴き声
繁殖期のオスは「オーア アオアオー」という声で鳴く。また、ハトらしく「ポッポッ」という声も出す。
アオバトの生態
山地や海岸に生息する。数羽から数十羽で行動し、木の上で実や新芽を食べる。皿形の巣を作り6月に産卵する。
海水を飲むアオバト
夏から秋にかけての朝、海岸の岩場に現れて海水を飲む行動をする。ミネラル補給のためだと考えられているが、詳しいわけはわかっていない。海水を飲むために数十km離れた山地から飛んでくることも珍しくない。
発見した場所
神奈川県大磯町照ヶ崎海岸に海水を飲みにきたアオバトの群れを観察した。10数羽程度の群れが10分おきくらいに飛んできて、岩場に着地して素早く海水を飲んでいた。大きな波が岩に当たって砕けると、驚いて飛び立った。
観察を始めて1時間余り経った頃、とつぜん岩場のアオバトが散り散りになった。すると後方からハヤブサが突っ込んできて1羽のアオバトを蹴飛ばした。鋭い爪でアオバトを掴むと急上昇して去っていった。特定の岩場にやってくるので、ハヤブサの格好の獲物になっているようだ。
神奈川県照ヶ崎海岸
経度:139.3131831緯度:35.3057833
アオバトの写真
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