ハマシギ
干潟に大群でやってくる。
ハマシギの特徴
日本全国に飛来するシギ。全身が灰色っぽいが、繁殖期と非繁殖期で色が変わる。繁殖期にの夏には頭から背中にかけて赤味がかった褐色になり、腹から足の付け根が黒くなる。冬になると全身が淡い灰色になり腹も真っ白になる。嘴と脚は黒い。嘴の付け根から目にかけて少しだけ色の濃い灰色の帯が入っている。目の上から後ろにかけて白い。飛んでいるときの翼は褐色に白い一本線が入っているように見える。
ハマシギの鳴き声
ハマシギの声は「ジューイ」「ジュリリリ」「ピリィー」など、濁ったり濁らなかったりする。一斉に飛び立つ時に鳴く。
ハマシギの生態
干潟や河口部でみられる。アラスカからの渡り途中で広大な干潟に訪れる際には、数千羽から数万羽もの大群になることもある。肉食で干潟に住むゴカイや甲殻類、貝類などを捕食する。満潮が近づくと岸辺でじっとしているが、潮が引き始めると干潟に降り立って賑やかに食事をする。
発見した場所
熊本県荒尾干潟の海岸にいた小群を観察した。潮が満ちている間は身を寄せ合って数百羽の群れでじっとしていた。群れにはダイゼンも混じっていた。潮が引いて干潟が見え始めると海岸を忙しなく歩き始めて、砂地が見えると一斉に食事を始めた。すると、べつの場所からも大群でやってきて、干潟はハマシギだらけになった。
群れで一斉に飛翔する姿は迫力がある。
熊本県荒尾干潟
経度:130.4284694
緯度:32.9641468
ハマシギの動画
ハマシギの様子を動画で紹介します。
海際に集まっていました。ハマシギの写真
ハマシギの写真をご紹介します。
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