ヒバリ
世界中で親しまれる春の鳥。
ヒバリの特徴
全身が褐色のホオジロ大の鳥。背面は褐色と淡い褐色が混じり合った色合いをしており、薮によく隠れる。腹は白く、足は肉色をしている。頭部の冠羽を逆立てる時がある。白い眉班が走っている。
地方によっては「告天子(こうてんし)」などの別称がある。
ヒバリの鳴き声
「ピチィピチィピチィ」と高い連続した声でなく。ホバリングしている時は1分以上にわたって鳴き続けることもある。
揚げ雲雀
鳴きながら空高く飛び上がり、しばらくホバリングすることがあり、この行動は「揚げ雲雀」と呼ばれている。河川敷などでよく目にするこの行動は、オスの縄張り宣言の意味があると考えられている。
ヒバリの生態
河川敷や草原などに生息する。植物の種や昆虫などを食べる。地上で採餌し、巣も地面に作る。繁殖期はつがいで行動し、オスがさかんに縄張り宣言をする。ヒバリの繁殖に適した草地が減少してきたことで、生息地を減らしている地域もある。
発見した場所
多摩川の中流、多摩大橋の近くの河川敷で撮影した。何組かのつがいが河川敷にいて、さかんに囀っていた。数分に一度、オスがホバリングを始めて空高く飛んでいった。1分以上も上昇し続けた。すごいスタミナだと思う。
近くにはコチドリなど河川敷をすみかとする鳥や、オオヨシキリ、セッカなどの葦原に住む鳥、彼らを脅かすチョウゲンボウが見られた。同じ河川敷に住むセッカ、ヒバリ、チョウゲンボウがいずれもホバリングをするのは面白い。
ヒバリの動画
ヒバリの様子を動画で紹介します。
空高く飛翔していました。ヒバリの観察記録
ヒバリを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています
ヒバリの写真
ヒバリの写真をご紹介します。
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