鮮やかな青い羽をもつ
| 学名 | Pica serica |
| 英名 | Eurasian Magpie |
| 和名 | カササギ (鵲) |
| 分類 | Aves 鳥綱 |
| 目 | Passeriformes スズメ目 |
| 科 | Corvidae カラス科 |
| 属 | Pica カササギ属 |
| 種 | serica カササギ |
| 全長 | 45cm |
| 分布 | 北海道、新潟県、長野県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県 |
カラスより一回り小さく、シルエットはオナガによく似ている。
頭部はカラスによく似た形で、全体的に黒い。カラスよりもやや嘴が控えめで小さい。雌雄同色。
背面は尾にかけて濃い青から青緑への美しいグラデーションになっている。肩のあたりは白い。胸は黒く、腹は真っ白。初列風切が白く、次列風切は黒と青の混じった色。
尾羽は長く、飛んでいる時は開いていることが多い。色は青だけでなく緑も混じった複雑な色をしている。
オナガとシルエットはよく似ているが、カササギの方が一回り大きい。
幼鳥も割と成鳥と同じような色合いをしている。
嘴は肉色が混じる。
機械のような濁った声で「キョーキョーキョー」「カシャカシャカシャ」と鳴く。筆者がカササギを探しているときは、「オナガと似た鳴き声をしているだろう」と想像していた。実際にはオナガの鳴き声と似ているわけではないが、カラス科特有の濁って少しうるさく聞こえる声は通じるところがある。
農耕地や市街地の樹の上に生息している。日本では佐賀平野の農耕地を中心に繁殖している。これらの個体は17世紀に朝鮮半島から人為的に移入されたと考えられている。
昆虫類や種子、穀物などなんでも食べる。農耕地ではイナゴを食べることから益鳥として大切にされてきた。8m以上の高さの木の上や電柱などに営巣して繁殖する。
大きな群れは作らず、つがいや少数の幼鳥と行動している。筆者が福岡県大牟田市内で発見した時も、つがいで鳴き交わしていた。
カササギの写真をご紹介します。
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木や電柱の上から下を見ていたり、地面に降り立って歩いたりする。オナガによく似た動きをしている。
学名の「serica」は「絹」を意味し、絹の産地である中国を指す。日本では鳴き声に由来する「カチガラス」という別名がある。
カササギは非常に高い知能を持っており、ミラーテストをクリアした初めての鳥類でもある。人間の動きをよく観察している。
以前は「Pica pica」とされてきたが、分子系統学の研究により日本の個体群は独立した種「Pica serica」とされている(日本鳥学会 - 日本鳥類目録改訂第8版)。
福岡県大牟田市の市内で発見した。電柱の上にとまっており、最初はカラスが止まっているのだと思っていたが、腹が白くてカササギだとわかった。頭だけ見ると非常にカラスに似ている。
さらに観察するために市街地を散策していると、聞いたことのない鳴き声が聞こえてきて、見上げると人家の屋根の上にカササギがいた。集合住宅内の電柱や庭などを行き来して地面から種子を拾って食べていた。