カササギ
鮮やかな青い羽をもつ
カササギの特徴
カラスより一回り小さな鳥。頭から腹にかけてはカラスのように黒いが、腹は白く尾は濃い青から青緑への美しいグラデーションになっている。木や電柱の上から下を見ていたり、地面に降り立って歩いたりする。オナガによく似た動きをしている。日本では佐賀平野の農耕地を中心に繁殖している。これらの個体は17世紀に朝鮮半島から人為的に移入されたと考えられている。
カササギの鳴き声
機械のような濁った声で「キョーキョーキョー」「カシャカシャカシャ」と鳴く。筆者がカササギを探しているときは、「オナガと似た鳴き声をしているだろう」と想像していた。実際にはオナガの鳴き声と似ているわけではないが、カラス科特有の濁って少しうるさく聞こえる声は通じるところがある。
カササギの生態
農耕地や市街地の樹の上に生息している。大きな群れは作らず、つがいや少数の幼鳥と行動している。筆者が福岡県大牟田市内で発見した時も、つがいで鳴き交わしていた。昆虫類や種子、穀物などなんでも食べる。農耕地ではイナゴを食べることから益鳥として大切にされてきた。8m以上の高さの木の上や電柱などに営巣して繁殖する。また、カササギは非常に高い知能を持っており、ミラーテストをクリアした初めての鳥類でもある。人間の動きをよく観察している。
発見した場所
福岡県大牟田市の市内で発見した。電柱の上にとまっており、最初はカラスが止まっているのだと思っていたが、腹が白くてカササギだとわかった。頭だけ見ると非常にカラスに似ている。さらに観察するために市街地を散策していると、聞いたことのない鳴き声が聞こえてきて、見上げると人家の屋根の上にカササギがいた。集合住宅内の電柱や庭などを行き来して地面から種子を拾って食べていた。
福岡県大牟田市経度:130.1677146 緯度:33.0495419
カササギの写真
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