カワガラスの特徴

渓流に住む黒褐色の鳥。「カラス」と名前に入っているが、カラスの仲間というわけではなく、単に見た目黒っぽいのでそう呼ばれているだけである。尾をピンと立てる姿はどちらかというとミソサザイに似ている。
全長は20cmあまりで、体全身が茶褐色から黒褐色をしている。頭から肩にかけてはやや明るい茶色をしている。足は灰色で力強い感じ。幼鳥は喉元が斑模様になっている。虹彩まで体と同じような茶色をしており、白いまぶたを持つ。

カワガラスの鳴き声

カワガラスは警戒して飛び立つ時などに「ピッピッ」という高い声を出す。水面近くを一直線で飛んでいく様子も相まって少しカワセミのようにも聞こえる。

カワガラスの写真

カワガラスの生態

亜高山帯までの川の中上流域で一年を通じて見られる。水が澄んでいて岩があるような川にいる印象がある。群は形成せずつがいか単独で行動する。水に潜って水生昆虫などを捕らえて食べる。潜っていない時は川縁を歩いて移動する。岩の上などで尾羽を上下に動かしたり翼を開いたりする。これは、沢の音で声によるコミュニケーションが取りづらいため、見た目でわかる動きでコミュニケーションを取っているものと考えられている。

発見した場所

八王子市高尾山近くの案内川で1羽でいるところを撮影した。口に水生昆虫をくわえて、こちらに気づかずにご機嫌で歩いていた。
カワガラスは道路が横に通っているような川でも見られるのだが、警戒すると一直線に結構な距離を飛んで逃げてしまうので、無闇に近づかずに移動してくる方向を読んで先回りしているとよい。
よく晴れた日だったので、水中に潜ったカワガラスもよく観察することができた。くわえた餌は潜っても離すことなくずっと持ち歩いていた。