ムササビの特徴

前足と後足の間の飛膜を使ってグライダーのように木から木へと滑空するリス科の哺乳類。同じく滑空する哺乳類のニホンモモンガと並んで日本固有種である。体重は1kg前後もあるが、普段折りたたんでいる飛膜を広げることで120m以上も滑空する。
全身は茶褐色で、尾が長い。腹と顔の輪郭部分は白くなっている。耳は小さくカーブは丸い。クリクリとした目はまんまるで黒い。

ムササビとモモンガの違い

ムササビとモモンガはともに滑空する哺乳類で見た目もよく似ている。筆者もムササビの実物を見るまでは、両者を区別できていたか怪しい。
大きな違いは体の大きさで、ムササビは大きいもので50cm程度にまで大きくなるが、モモンガは20cm程度である。細かい違いとしては、ムササビの飛膜は前足と後足の間にしかなく、顔の側面が白くなっているなどがある。

ムササビの写真

ムササビの生態

山地から人里にかけての林に生息する。夜行性で樹の上の実や芽などを食べる。樹洞のある社寺の高木を好んですみかとする。樹の上で生活し、地面で餌を取ることはしない。木から木へと滑空し、120m以上も遠くまで空中移動できる。

発見した場所

東京都八王子市のスギの木で発見した。
ムササビを探していたわけではなく、地面を歩いているキセキレイの写真を撮ろうと思っていたところだった。突然バシンという大きな物音がしたので顔を上げると、目の前のスギの木の地上3mほどの高さに茶色くて細長い生き物がくっついていた。リスのようなシルエットをしたその生き物はスルスルとさらに2,3m登り、横枝につかまってこっちを見た。
動きが止まったことで初めてその生き物がリスではないなにかだと気づいた。筆者の中でムササビとモモンガの区別が曖昧だったので、とっさに「モモンガだ!」と思ってあわてて撮影した。
しばらくするとスギの木のてっぺん付近まで登り、下からは見えづら位置に身を隠した。