ウグイスの特徴

「ホーホケキョ」という鳴き声で、「春告鳥」とも呼ばれている日本三鳴鳥の一種。
スズメ大で、背面はあせたオリーブ色をしており腹は白い。脚の付け根は薄い肉色をしている。顔の特徴としては、嘴が黄色く白い眉斑が走っている。さえずる時は首を伸ばすようにして声を響かせている。
鳴き声はよく聞こえるのだが、なかなか姿を見ることができない。そのため、英名は「Bush Warbler(藪の中でさえずる鳥)」となっている。

ウグイスの鳴き声・谷渡り

春になると聞こえてくる「ホーホケキョ」というウグイスの鳴き声は、誰もが一度は耳にしたことがあるはずだ。その年初めてウグイスのさえずりが聞こえた日は「初鳴日」と 呼ばれサクラやツバメなどとともに生物季節観測に使われている。
ウグイスにはこの特徴的なさえずりの他にも、危険を感じた時に「ケキョケキョケキョケキョ...」と繰り返す「谷渡り」と呼ばれる鳴き方する。地鳴きは「ジッ、チャッ」と短いフレーズだ。

鳴き声を聞く

ウグイスと鶯色

「鶯色」という色を聞くと、なぜかメジロのような抹茶色を想像する人が多い。これは春鳥のウグイスのイメージにあやかって、薄緑色の小物や食料品の商品名に「鶯色」が使われてきたという経緯がある。

鶯色の写真

実際の鶯色は、ウグイスの体の色を再現したくすんだオリーブ色となっている。

ウグイスの写真

ウグイスの生態

早春になるとさえずりが聞こえ始める。初夏にかけて繁殖し、繁殖期のオスはさえずりを使って縄張り宣言をする。昆虫類やクモ類のほか、種子も餌とする。つがいで子育てをして、メスが雛を育てている間にオスは餌を探してきて給餌する。

発見した場所

藪の中から姿を現したところを撮影した。さえずる時も枝の先や梢ではなく、葉に隠れた木の中の方でさえずるので、身近ではあるが姿を見るとなると少し難しい鳥だ。鳴き声が近いからといって無闇に藪に近づくよりも、少し離れたところから藪の全体を見渡すように観察していると、どのあたりにいるのかがわかりやすいし、自然な姿を観察できる。
姿を見なくとも、鳴き声をきいて観察するのもいい。春先のまださえずりが下手な個体の声を楽しんだり、近くのさえずりをきっかけに隣の縄張り個体へと林の中をさえずりがこだまのように連鎖していくのを聞くのも楽しい。