ニホンカモシカの特徴

全長1mあまりのウシ科の哺乳類で日本の固有種。名前に「シカ」と入っているがシカの仲間ではない。シルエットはずんぐりした感じで、シカよりもウシ近いことを伺わせる。全身を褐色の羽毛で覆われている。地域によって灰色であったり白であったりする。顔の下にはひげのように羽毛がふさふさ生えていて、頭には10-15cm程度の円錐形の角を持っている。角の外側には耳が立っている。

ニホンカモシカの写真

ニホンカモシカの生態

本州、九州、四国の高山から低山にかけての山林に生息する。群れは作らずにほとんど単独で行動し、個体ごとに縄張りを持つ。木の皮や芽、果実などを食べる。人間の生活圏に近いところでも見られ、人間を見ても直ちに逃げずにじっとしていることもある。
急斜面や崖のある地形を好み、冬場に崖の上などで長時間に渡って立っている姿を「アオの寒立ち」と呼んだりもする。

発見した場所

林道を歩いている時に2度、ニホンカモシカに遭遇したことがある。いずれも急な出会いでお互い驚いた。

岩手県魹ヶ崎へと向かう林道で

本州の最東端である岩手県魹ヶ崎を訪れた時に林道でニホンカモシカに遭遇した。魹ヶ崎灯台で朝を迎えた帰りのことで、海沿いの崖に面した林道を歩いていると、カーブを曲がったところで鉢合わせした。ニホンカモシカの方も驚いたようで踵を返して崖の方に逃げていった。この前夜、灯台であった地元のおじさんから周囲にツキノワグマがいるという話を聞かされていたので、本当に驚いた。

秋川沿いの林道で

東京都秋川沿いの林道を早朝に歩いて散策している時に遭遇した。このページで掲載している写真もその時に撮影したもの。川沿いの崖の方から静かに出てきて、こちらに気づくと木の陰に体を隠すようにしながらこちらをじっと見ていた。隠れているつもりだったのかもしれないが、木からはみ出していたので撮影することができた。
しばらくすると方向転換してもと来た崖の方に戻っていった。そんなに焦っている様子でもなかった。