オオヨシキリ
「ギョギョシ」という鋭い声がヨシ原から聞こえる。
学名 | Acrocephalus orientalis |
英名 | Oriental reed warbler |
和名 | 大葦切 |
分類 | 鳥類 |
分類詳細 | スズメ目ヨシキリ科 |
全長 | 17-19cm |
分布 | 東アジアに広く分布する。 |
オオヨシキリの特徴
オリーブ色の背面にバフ色の腹をしたスズメよりひとまわり大きい鳥。顔には過眼線が走っており、頭部の羽は逆立っていることもある。口の中は赤く、大声でさえずっている時によく見える。
オオヨシキリの鳴き声
オオヨシキリの「ギョギョシ」というさえずりは「行々子」という夏の季語にもなっている。早口で、さえずりの後に「ピョイ」とよく響く声が加わることもある。
オオヨシキリの生態
夏に水辺のヨシ原に飛来して繁殖する。鳥類では珍しい一夫多妻制を取ることで知られており、複数のメスとペアになるオスもいる。縄張りを形成し、大声でさえずる。ヨシ原の中に巣を作って子育てをするが、カッコウに托卵されることもある。
発見した場所
多摩川流域のヨシ原で鳴いているところを撮影した。強い縄張りを持っているようで、川に突き出た枝の上で数分おきに大声で鳴いていた。ヨシ原と枝を行き来していたが、観察していた1時間余りの間、その一体を離れることはなかった。よく響く声はかなり大きいが、筆者ばそこまで嫌いではない。特に、さえずりの最後につく高い声はおもしろい。
オオヨシキリの観察記録
オオヨシキリを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています
オオヨシキリの写真
オオヨシキリの写真をご紹介します。
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