スミナガシの特徴

明るい墨色の翅に白く細かい紋があるタテハチョウ。翅の表面の色は複雑な色合いをしており言葉で説明するのは難しいが、あえて表現するなら、いろいろな絵具を混ぜた後のような黒に近い緑色に青を少し足したような色だ。。翅のシルエットはオオゴマダラのようなプレーンな三角形で、おにぎりのような形をしている。翅の縁に沿って小さな白い三角形の紋が並んでいる。口は鮮やかな赤色をしていて、翅の色とは対照的だ。

スミナガシの名前の由来

スミナガシの名前の由来は、墨汁を水面に垂らして模様を作る「墨流し」である。墨のような深い色合いが複雑に広がっていることからこのように呼ばれている。とても風流な名前だと思う。

スミナガシの写真

スミナガシの生態

雑木林に生息し、樹液や果実、獣糞に集まる。オスは縄張りを持っており同じ場所に留まっていることが多い。雑木林が減っている地域では個体数を減らしている。夕方に飛びはじめ、葉や地面の上で翅を広げている。

発見した場所

八王子市南浅川町の林道で発見した。日陰の地面で翅を広げて給水しており、赤い口が見えなければ気づかなかった。最初は逃げられないように数m離れて撮影していたが、ゆっくりゆっくり近くと10cm程度まで距離を積めることができた。墨汁に青や緑の絵具を混ぜたような翅の色が渋くてかっこいい。