ツミ
高い声でなく小さなタカ。
ツミの特徴
日本最小のタカ。漢字の表記は「雀鷹」と書かれるほどで、一見するとキジバト程度の大きさしかない。オスとメスで体の大きさも色も違う。オスはメスに比べてやや小さく、背面が青黒色をしており腹は少しだけオレンジがかっている。メスの背面はオスに比べて薄めの灰色で、腹には褐色の横線が入る。アイリングと嘴の付け根が黄色い。虹彩は赤。
ツミの鳴き声
繁殖期には「キーキー」「ピョウピョウ」などと高い声で鳴く。飛んでいる時や、木にとまって餌をほぐしている時などによく鳴くようだ。
ツミの生態
平地や山地の林に生息する。つがいで行動し、日本には春頃から飛来して繁殖する。木の上に巣を作って卵を産み、雛がかえると十数分おきに餌をとって来て与える。スズメやムクドリなどの小鳥や昆虫類などを餌とする。子育て中はカラスと喧嘩をすることもある。
市街地に近い街路樹などで営巣する例も見られている。
発見した場所
八王子市内に営巣しているつがいを見つけた。高い声で鳴きながらカラスを追いかけ回す鳥がいて、ツミのメスだった。しばらく観察していると十数分おきくらいの間隔で餌を捕らえてきて、枝にとまって羽毛を取り除いてから巣のヒナに与えていた。観察した日には2羽の雛がいた。
東京都八王子市経度:139.0163316緯度:35.6587786
ツミの写真
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