アオジ
藪の中で鋭く鳴いている。
アオジの特徴
体全体が黄色がかったようなホオジロ科の鳥。「アオジ(青鵐)」という名前からはブルーを想像するかもしれないが、オスの頭の黄緑色も昔は青と呼んでいたためである。
体の腹面は白と黄色の間のような色で喉元にかけて褐色の紋様が入る。頭から尾羽にかけての背面は褐色をしている。嘴はピンク色の地で上が黒っぽく、小さいが力強い感じがする。脚はピンク色。
アオジの鳴き声
さえずりはホオジロのように高い声で「チリリリ」というフレーズを奏でる。地鳴きは小さな声で「チッチッ」と鳴くが、小さな声なので、藪の中の物音に耳をすませないと聞き逃してしまう。
アオジのオスとメスの見分け方
アオジはオスとメスで少し違った見た目をしている。
ポイントは頭で、メスは体と同じような黄色と褐色をしているのに対し、オスは頭が黄緑やオリーブ色に見える。また、オスの目から嘴にかけては真っ黒で、マスクやサングラスをつけているように見えなくもない。藪の中にいると見分けづらいので、飛び出してきたところを観察して見分ける。
アオジの生態
林や河川敷などの藪に生息する。基本的には単独で行動し、藪の中に身を潜めている。慎重な性格で、声でいることはわかっていてもなかなか姿を現さない。地上付近をうろついて、植物の種や昆虫を食べる。
初夏にかけて繁殖し、この時期になるとオスは縄張り宣言のためにさえずりをおこなう。
発見した場所
草むらから出てきたメス
八王子市片倉城跡公園で撮影した。上の広場の横の草むらから小さな声が聞こえてきた。音を立てないようにゆっくりと道を歩いていると、草むらからメスが飛び出してきて見えるところにとまったので、観察することができた。私よりも頭上を警戒していた。近くがモズの縄張りのようで、神経質になっていたのかもしれない。
藪の中になじむような色をしているので、すぐそこにいるとわかっているのに、姿を見ることができない。だから時々見れると嬉しくなる。
地面で餌を探していたオス
同じく片倉城跡公園でアオジを発見した。1羽のオスが地面を歩いて採餌していた。人の通る道の近くではあったが、間に木が生えているためか、少し警戒を解いていた。
アオジの動画
アオジの動画をご紹介します。
地面で餌を探しているオスです。 メスがススキを食べていました。アオジの観察記録
アオジを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています
入り口からしばらくの間は鳥が少なめでした。
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アオジも来ているようでした。
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すぐ横にアオジがいました。
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次に、アオジが出てきました。
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城跡公園の階段にアオジが出てきました。
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林道沿いでアオジをよく見かけました。
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畑の横のイチョウの木の向かいにアオジが数羽いました。
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尾根を歩いていると、藪の中から地鳴きが聞こえてきました。アオジのメスがいました。
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つどいの池を上がったあたりで、アオジのメスを見つけました。地鳴きをしながら、道の近くで採餌していました。撮影していても逃げない個体でした。
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アオジの写真
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