ダイミョウセセリの特徴

黒褐色の地に白い紋が特徴的なセセリチョウ。前翅の真ん中あたりに白い紋がまばらに入る。翅の縁も白っぽくなっている。表面は全体的に濃い褐色をしているが、腹は白い。

関東型と関西型

ダイミョウセセリは関ヶ原を境に東西で模様が異なることで知られている。関西型には後翅に白い帯が走るのに対し、関東型には入らない。写真の個体は関東型だが、黒板消しで消した後の線のようにうっすら白帯を感じられるが、言われないとわからない程度だ。

ダイミョウセセリの名前の由来

ダイミョウセセリが「大名」の名前を冠している理由は諸説ある。前肢の白い紋が、戦国大名の来ていた羽織袴の模様に似ていたためというのが一般的だ。

ダイミョウセセリの写真

ダイミョウセセリの生態

5月ごろから成虫が発生し、雑木林や草地で見られる。写真の個体は多摩川の河川敷の草むらを飛び回っているところを撮影した。幼虫の食草はヤマノイモ科の植物。幼虫の状態で越冬する。
葉にとまるときの姿に特徴があり、イチモンジセセリなどは翅を立ててとまるのにたいし、ダイミョウセセリは翅を水平に開いてとまる。

発見した場所

多摩川の河川敷に草むらを飛んでいた個体を撮影した。飛び方は素早いが、一度に飛ぶ距離は長くないので撮影のチャンスがあった。関東型なので後翅の白帯は見られないが、写真を撮ってよく見ると痕跡が感じられた。翅の紋は目玉模様や豹柄など派手なものではないが、色合いも落ち着いており、意外と洒落ている。