ミスジチョウの特徴

黒褐色の地に三本の白い線が特徴的なタテハチョウ科のチョウ。翅を開いて地面などにとまることが多い。翅の裏はやや淡い褐色をしており、胴体部分はエメラルドグリーンに光って見える。飛翔の様子は翅を広げたままグライダーのように滑空して飛ぶ。
コミスジやホシミスジなどの近縁のチョウとよく似ている。

ミスジチョウとコミスジの違い

ミスジチョウとコミスジは色も飛び方もよく似ている。二種を並べれば名前の通り大きさが違うことがわかるのだが初見だと区別するのは難しい。
識別のポイントは翅に走る三本の白い線のうち、頭に一番近い線の形である。ミスジチョウの一本目は体から翅の先まで細いシャープな線だが、コミスジの線は翅の先にいくにつれ太くなっている。翅のシルエットもミスジチョウがより正方形に近いのに対し、コミスジは長方形っぽい印象がある。

ミスジチョウの写真

ミスジチョウの生態

初夏に一回だけ発生し、主に落葉広葉樹林に生息する。コミスジに比べると狭い範囲に生息している。少し高い位置を滑空して移動し、湿った地面などに降りて吸水する。幼虫はイタヤカエデなどを食樹として、幼虫のまま越冬する。

発見した場所

八王子市内の林の地面で吸水しているところを撮影した。近縁のコミスジについての記事を書いた時に見分け方を調べておいたおかげですぐにミスジチョウだと気づくことができた。翅を閉じるとこれぞタテハチョウといったシルエットをしているが、翅を広げると少し横に細長い印象を受ける。