シオマネキの特徴

オスの片方の鋏がとても大きくなるスナガニ科のカニ。日本に生息するシオマネキの中では最大となる。オスの大きな鋏は表面がザラザラしていて、形はプライヤーに似ていて力強い。体は薄い赤色をしているが、泥をかぶっていると色は分かりづらくなる。眼は甲羅の中央あたりから細長く飛び出ていて、緑色をしている。

シオマネキの鋏

オスの片方の鋏は甲羅と同じくらい大きくなるが、メスは両方の鋏とも小さい。オスとメスで形態に大きな差がでる性的二形のわかりやすい例だ。オスがメスに求愛する際に鋏を振る姿が、潮が満ちるのを招いているように見えたことから「望潮(しおまねき)」という和名がつけられたと言われている。

シオマネキの生息状況

干潟を主な生息地としているが、人間の活動により干潟が減少してきたため、生息数が減少している。2006年には準絶滅危惧から絶滅危惧II類に引き上げられた。

シオマネキの写真

シオマネキの生態

干潟や河口付近の海岸に生息する。満潮時に海水に浸かるギリギリの地点に巣穴を掘って、サギやシギなどの外敵が現れると素早く逃げ込む。食物はおもに砂や泥の中のプランクトンやデトリタスを砂子と食べて、口の中で濾過して摂取する。

発見した場所

佐賀県東よか干潟の干潟で発見した。潮の引いた干潟の上を無数に歩いていた。警戒心が強く、人間が近づくのを感じると巣穴に潜り込んでしまった。干潟沿いの道に出てきて、巣穴まで帰れないようなシオマネキは近くでよく観察することができた。干潟にはサギ類がたくさん降り立っていて、泥の中から何かを食べていた。おそらくシオマネキも食べられていたと思う。堤防にある無料の望遠鏡を使うとトビハゼなど他の干潟の生き物と一緒に観察することができる。

東よか干潟 経度:130.2692125 緯度:33.1739242