タテハモドキの特徴
翅の表面が赤橙色をしたタテハチョウ。翅の縁は薄い褐色をしており、曲線のある独特なカーブをしている。前翅にも後翅にも黒く縁取られた大小2つの目玉模様がある。目玉の虹彩にあたる部分の色は前翅と後翅で異なる。前翅の虹彩は紫色っぽく、後翅の虹彩は赤みがかっている。翅の裏面の褐色は季節によって変わる。
タテハモドキの夏型・秋型
タテハモドキは夏型と秋型で翅の裏面の色が異なる。夏型は裏面にも目玉模様が浮き出る。秋型ではオス・メスともに枯れ葉のような黒褐色をしている。

タテハモドキの生態
熱帯に分布するチョウで本州以北では迷蝶として見られる。幼虫の食草はクマツヅラ科やゴマノハグサ科の植物。地面に近い低い高さを素早く飛ぶ。タテハチョウ科のチョウだが、翅を広げてとまる。
発見した場所
砂浜に淡水が流れ込んでいる地面で給水しているところを撮影した。多数のアオスジアゲハが給水する地面から少し離れた場所で1匹だけでとまっていた。前翅の紫色の目玉模様が鮮やかだった。