カワセミ
構造色の青緑色が美しい。
カワセミの特徴
光の具合で色の変わるエメラルドグリーンが美しい川辺の野鳥。頭から尾にかけて背面が鮮やかな青緑色をしている。この美しい色は色素によるものではなく構造色といわれるもので、羽毛の表面の細かな構造に光が当たる際に複雑に反射することで、人間の目に様々な青を見せている。
耳羽と喉が白く、腹は明るい褐色をしている。足は赤い。魚を捕まえるための嘴が長いのも特徴的だ。幼鳥はやや褪せた黒っぽい色をしている。瞬膜をもち、水中にダイブする際に目が覆われる。
漢字では「翡翠」と書き、この美しい色を指して「渓流の宝石」などと呼ばれてきた。清流にだけいるというわけではなく、エサ等の条件が揃っていれば街中の小川でも見られる。
カワセミのオスとメスの見分け方
カワセミはオスとメスで見た目がほとんど変わらないため、見分けるのは少し難しい。ポイントは嘴で、オスの嘴は全体的に黒いのに対してメスの嘴は下部が赤い。
カワセミの鳴き声
「ピー」「キッキッ」というような高い声で鳴く。川に沿って歩いていると、人間に気がついたカワセミがこの鳴き声を出しながら逃げていく。草むらにいるカワセミを目で見つけるのは難しい場合もあるので、この鳴き声を頼りに姿を探すこともある。
カワセミの生態
河川や池などの水辺に生息する。縄張り意識が強く、同じ場所で同じ個体がいることが多い。木や岩の上から小魚めがけて頭からダイブして、器用にキャッチする。捕まえた魚の生きがいい時は、枝や岩に獲物を叩きつけて大人しくしてから飲み込む。飛ぶ時は水面すれすれに素早く羽ばたいて、一直線に移動する。この時に高い鳴き声を出すこともある。水面から1mほどの高さで数秒間ホバリングしたりもする。川沿いの垂直な土壁に野球ボールくらいの直径の穴を掘って巣を作る。巣の長さは90cmに達することもある。繁殖期にはオスがメスに獲物を与える求愛給餌を行う。生まれた雛も同様に親から餌をもらいながら成長する。
発見した場所
八王子市浅川の川岸にいたつがいを撮影した。川の中のブロックの上から獲物を探して、時々ダイブしていた。このつがいを見つけた瞬間には、少し離れたところに別のオスがいたのだが、喧嘩の末に追い払われていた。八王子市では川沿いであれば割とどこでもかわせみをみることができるのだが、驚かせずに撮影するのは少し難しい。この2羽はサイクリングロード沿いの人通りの多い川岸にいたので、やや人に慣れていたのかもしれない。
八王子市浅川経度:139.3287619緯度:35.6670705
カワセミの動画
カワセミの様子を動画で紹介します。
枝にとまっていました。 メスが羽の手入れをしていました。カワセミの観察記録
カワセミを発見した時の記録です。詳細は別ページに掲載しています
湯殿川に降りるとカワセミやカイツブリなどの姿が見られました。
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湯殿川に降りると、カワセミのつがいが餌をとっていました。
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川沿いのブロックにカワセミがいました。
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カワセミがブロックから狩りをしていました。
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カワセミも今日は寒そうでした。
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湯殿川の横枝に止まってリラックスしていました。
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池にカワセミが来ていました。
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川沿いには今日もたくさんのカワセミがいました。
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最近よく見る個体のカワセミを撮りました。
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湯殿川沿いでカワセミを見つけました。かなり近い位置から撮影できました。
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湯殿川にはたくさんのカワセミが出ていました。
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カワセミのメスがリラックスした様子で羽繕いをしていました。
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大和田河川敷広場の近くのたまりに、カワセミのメスがいました。茂みから、近くに住むネコが出てきました。この場所には、時々カワセミがやってきます。
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よく見かける場所で、1羽のカワセミを発見しました。
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かなり近い位置でススキの枝にとまりました。
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カワセミの写真
カワセミの写真をご紹介します。
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