鳥の名前を英語でなんと言うのかをまとめました。 本ページでは基本的に日本にいる野鳥の英名を取り上げています。英語で野鳥の情報を集めるときにぜひ役立ててください。 随時更新中です。
Finch - フィンチ 古いドイツ語の「Fink」やオランダ語の「vink」を語源に持っています。アトリ科の鳥を指して呼ばれます。マシコ属は「Rosefinch」と呼ばれます。
バラ色のフィンチなんて、なんだかおしゃれな英名です。日本では「猿子」つまり赤い顔のおさるに例えていて、なんだかイメージが違います。
hawはサンザシの実を指します。丈夫なクチバシで草木の実を食べる様子から、イギリスの博物学者フランシス・ウィラビイ(Francis Willughby)に1676年に名付けられました。
「gross(大きい、太った)」+「beak(嘴)」で、立派な嘴が名前の由来になっています。
Albatross - アルバトロス ゴルフのパーより3打も少ないスコアを「アルバトロス」と呼ぶこともあります。グンカンドリやペリカンなどの海鳥を表していたalcatrasという言葉に由来しています。alcatrasはラテン語で白という意味のalbusの一部が頭についています。
尾の短いアホウドリ、という意味です。
ホノルルから北西に1500kmの地点にある火山島、レイサン島に由来しています。
Loon - ルーン ばか、気の狂った人という意味でも使われる言葉です。ウミガラスなどの水に飛び込む鳥を表すloomというシェットランド諸島の方言が語源になっていると考えられています。
夏羽になると喉が褐色になることに由来しています。日本では冬鳥として飛来することが多く、夏羽を見る機会は少ないかもしれません。
夏羽が黒いアビ科の鳥です。
太平洋北部に生息します。
黄色いくちばしのアビという意味ですが、日本語では黄白色の嘴を白だと表現したようです。
Grebe - グリーブ フランス・サヴォワ県で使われていた「grèbe」という言葉が由来となっています。サヴォワ県は降水量に恵まれ、エブグレット湖に代表されるような水辺にカイツブリが住んでいたのかもしれません。
小さなカイツブリという意味です。私が初めてカイツブリを見た時にも、カルガモよりも一回り小ぶりで、思っていたより小さいと感じました。
立派な冠羽が特徴的なカイツブリです。夏羽が優美です。
夏羽になると首のあたりが赤くなる姿に由来しています。
角のあるカイツブリという意味です。夏羽の金色の飾り羽を角に見立てています。
黒い首のカイツブリという意味です。日本では白い冬羽をハジロ(羽白)よ呼んだようです。
Magpie - マグパイ おしゃべり、とかなんでも集める人というような意味もあります。magはおしゃべりな人を表すMargaretのあだ名のようなものだといわれています。少しやかましい鳴き声のこの鳥を表したのだと考えられています。
azureは空色を表すので、空色の翼をしたカササギという意味になります。
Kingfisher - キングフィッシャー king's fisherが語源です。魚とりが上手なこの鳥の特徴をよく言い表しています。
冠毛のあるカワセミという意味で、トサカのようなヤマセミの冠羽を言い表しています。
赤らんだカワセミという意味です。
首輪をしたカワセミといったところでしょうか。首のまわりが白いことを指しているのかもしれません。
黒い帽子をかぶったカワセミという意味です。
Pheasant - フェザント コーカサス地方に流れていたphasianos川からキジが西方に広がったといわれており、この鳥の名前の語源になっています。
cooperは赤褐色のという意味です。ヤマドリのいろを表現しています。
Woodpecker - ウッドペッカー wood(木)をpeck(つつく)という意味です。日本語でも木+突くが語源となっているので似ています。
緑のキツツキという意味です。日本固有種なのでJapaneseとついています。
pigmyは小人のという意味なので小人のように小さなキツツキといったところでしょうか。
小さな目のアカゲラという意味です。
背中の白いキツツキという意味です。一見すると白い部分がアカゲラと同じくらいに感じますが、オオアカゲラの方が斑紋が少し大きいです。
黒いキツツキという意味です。日本語ではクマになぞらえたようです。
3本指のキツツキという意味です。
沖縄島にのみ分布するキツツキです。
灰色頭のキツツキという意味です。
Wagtail - ワグテイル wag(上下に振り動かす)、tail(しっぽ)ということで、セキレイがしっぽを上下に振りながら歩いている様子に由来しています。
白いセキレイというそのままの意味です。セグロセキレイとよく似ています。
灰色のセキレイという意味です。日本では腹の黄色に着目するのに対して、英語では頭の灰色に着目したようです。
林の中にいることから森のセキレイという英名がついています。
citrineはレモン色のような淡い黄色を表すほか、黄水晶(シトリン)も意味します。けっこう黄色いように思えます。
そのまま黄色いセキレイという意味です。キガシラセキレイよりもビビットな黄色です。
buffは淡い黄色を指します。bellyはお腹のことなので「淡い黄色のお腹のタヒバリ(Pipit)」という意味になります。
Swan - スワン 歌手や詩人という意味もあります。ゲルマン起源の英語が由来となっており、オランダ語のzwaanやドイツ語のSshwanとの関連があります。
whoopはホーホーと鳴くという意味があります。オオハクチョウの鳴き声からのこの名前がついています。
ツンドラに住むハクチョウという意味です。
トランペット奏者のハクチョウという意味です。鳴き声を表しています。
無言のハクチョウです。他のハクチョウの鳴き声が特徴的なので、鳴かないコブハクチョウが沈黙しているように思えたのかもしれません。
Flycatcher - フライキャッチャー ハエなどの飛ぶ昆虫を捕まえる様子からこのような英名になっています。木の枝から飛び出して餌を疾らる様子をそのまま表しています。和名のヒタキは「火焚き」という意味で、地鳴きの「ヒッヒッ」「カタカタ」という声が火打ち石の音に似ていることによります。
Narcissus(ナルキッソス)はスイセンの黄色い花を指します。ギリシャ神話に登場する美青年ナルキッソスは水に移った自分の姿に見惚れるあまり、水に落ちて溺死し、スイセンの花になったと言われています。水に落ちてしまうかは分かりませんが、確かにキビタキのオスは美青年です。
ダウリアはバイカル湖沿岸の地域で17世紀ごろまでダウール族が暮らしていたことからそう呼ばれています。ジョウビタキはバイカル湖周辺で繁殖することから、「ダウリアの」という意味のDaurianと名付けられた。Redstartはヨーロッパの赤味がかった褐色のヒタキ類を指す一般的な呼び方です。
赤い脇腹と青い尻尾という意味です。脇腹の色は赤というより黄色やオレンジ見えますが、ほとんど見た目のままですね。
Bunting - バンティング 名前の由来は定かにはわかっていません。「Bunting」には旗布や細長い旗(吹き流し)という意味がありますが、ホオジロ科の鳥の斑模様の風切羽のことを指していると考えられています。
黒い顔のホオジロという意味です。オスの黒い顔からきています。
ホオジロとよく似たカシラダカは「Rustic(いなかの、素朴な)」と形容されています。確かにホオジロに比べると淡い色をしています。
一般的な褐色のホオジロという意味です。夏羽になると褐色が増します。
Shrike - シュライク 鋭い鳴き声が、shriek(金切声をだす)という言葉と関係していると考えられています。
bull-headedは頑固なという意味です。鋭い鳴き声で縄張りを主張する様子を表しているのでしょうか。
虎のようなモズという意味。若鳥の翼に横斑がみられます。
褐色の体の通り、茶色のモズという意味です。
灰色ががったモズという意味です。
中国に住んでいるためこう呼ばれます。
長い尾が特徴的です。
赤い背のモズという意味ですが、そこまで赤くは見えません。